外国人投資家向けに、ベトナムの投資ビザ(Visa ĐT)を取得するための条件と手続きを解説します。
近年の開放政策、優遇措置、魅力的なビジネス環境により、ベトナムは日本、韓国、中国、シンガポールなどの外国人投資家から多額の投資を呼び込んでいます。
投資家が長期滞在しやすいよう、ベトナム政府は特別な優遇措置を備えた投資ビザを発給しています。以下、IMSと一緒にベトナムの投資ビザについて詳しく見ていきましょう。
投資ビザ(Visa ĐT)の概要
- 投資ビザとは?
- 投資ビザの種類と有効期間
- 投資ビザを持つメリット
- 外国人向け投資ビザの取得条件
- 投資ビザの申請先
1. 投資ビザ(Visa ĐT)とは?
投資ビザ(Visa ĐT)は、ベトナムで企業や会社を設立・出資する外国人投資家や、外国の組織を代表する者に発給されるビザです。
ベトナムの法律では、このビザの名称は 「Visa ĐT」(ĐT: 投資)と定められています。
また、投資ビザを取得すると、最大 10年間有効の投資家向け一時滞在カード(TRC: Temporary Residence Card) の申請も可能になります。
2. 投資ビザ(Visa ĐT)の種類と有効期間
ベトナムの入出国・滞在に関する法律に基づき、投資ビザは 投資額や投資の種類に応じて4種類 に分かれています。
Visa ĐTの種類
- Visa ĐT1:最大5年
1000億VND以上の投資家、または政府が指定する優遇投資業種・地域への投資家
- Visa ĐT2: 最大5年
500億VND~1000億VND未満を出資した外国人投資家、または政府が奨励する業種へ投資する投資家
- Visa ĐT3: 最大3年
30億VND~500億VND未満を出資した外国人投資家
- Visa ĐT4: 最大12月
30億VND未満を出資した外国人投資家

3. 投資ビザのメリット
投資ビザを取得すると、以下のメリットがあります。
✔ 長期滞在が可能:ビザの有効期間内で滞在可能
✔ ビザの更新が容易:有効期限後も投資ビザとしての更新が可能
✔ 一時滞在カード(TRC)の取得:ĐT1, ĐT2, ĐT3ビザ保有者は最大10年のTRCを申請可能
✔ 家族の帯同が可能:ĐT1, ĐT2, ĐT3ビザ保有者は、配偶者・子供の家族滞在ビザ(TTビザ)を申請可能
4. 投資ビザの取得条件
投資ビザを申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 有効なパスポートを所持していること
- ベトナムに保証人となる機関・企業があること
- 投資家であることを証明する書類を提出すること
- 投資許可証または事業許可証
- 企業の出資証明書や株主証明書
- その他、ベトナムの法律で定められた投資家であることを証明する書類
5. 投資ビザの申請先
申請者の所在地によって、投資ビザの申請場所が異なります。
- ベトナム国内にいる場合: ベトナム出入国管理局にて申請
- 海外にいる場合: ベトナム大使館・総領事館 または 入国時の空港・国境ゲート で申請(事前にベトナム出入国管理局の承認書が必要)
まとめ
以上、外国人向けのベトナム投資ビザ(Visa ĐT)に関する基本情報を解説しました。
投資ビザを取得すれば、長期滞在や家族帯同、一時滞在カード(TRC)の取得など、多くのメリットがあります。
申請手続きでお困りの際は、IMSのベトナム投資ビザ申請代行サービスをご利用ください。迅速かつ確実にビザ取得をサポートいたします。