ベトナムは3月15日から入国制限の大半を解除し、外国人観光客の受け入れを再開した。ベトナムが観光客の受け入れを再開するのは2020年3月以来の約2年ぶりとなります。
入国規制の緩和に伴い、ベトナム航空は3月より、日本発着の「中部・ホーチミン」「関西・ホーチミン」「福岡・ハノイ」「福岡・ホーチミン」線を再開。さらに、7月からは「成田・ダナン」「羽田・ハノイ」線の運航を再開します。
先ごろ、ホーチミン市は、「ホーチミン市へようこそ」という観光振興キャンペーンを開始しました。このキャンペーンは航空会社や旅行会社、ホテル、レストラン、そして、市民が力を合わせて観光PR、活性化を目指すもので、同市を国内外の観光客に紹介する様々なイベントや割引ツアーを実施しています。ホーチミン市観光局のグエン・ティ・アイン・ホア局長は次のように語りました。
一方、世界遺産である古都フエのある中部トゥアティエンフエ省では、観光業者は新しい観光商品の開発に取り組んでいます。例えば、フエ市を流れるフォン川で日の入りを眺めるクルーズ船ツアーや、自転車タクシー「シクロ」に乗ってアオザイを楽しむツアー、農村部の生活を体験するグリーンツアーなどです。
国家観光年2022により、平和、安全、自然、デジタル化が重要なカギとなります。これらの分野で投資誘致と技術革新を促進し、観光分野のデジタル化を加速させるとともに、グリーンツーリズムの開発を進めます。
つまり、新型コロナの影響で大打撃を受けたベトナムの観光業は2022年に入り、順調に回復を見せています。現在、全国各地は、国内外の観光客をさらに誘致するために、観光商品の多様化や観光PRなどに力を入れており、観光業の回復を加速させています。