ベトナム、コロナ第2波発生も外資企業は経済回復を楽観視

7月にダナンで発生した市中感染をきっかけに、ベトナムの複数都市では新型コロナウイルスの感染が確認されていますが、外資企業はベトナムの経済回復について楽観的だと予想されています。

年初から7か月間、ベトナムの輸出総額は昨年同期とほぼ同じである一方、外国直接投資総額は7%減となっています。
WB(世界銀行)ベトナム代表が11日に発表した7月のベトナム経済報告書によりますと、ベトナムの製造高と小売業の売上高は昨年同期と比べてそれぞれ2.1%増と4.6%増となりました。
また、年初から7か月間、ベトナムの輸出総額は昨年同期とほぼ同じである一方、外国直接投資総額は7%減となっていますが、7月のインフレ率が昨年同期と比べて7%増で、信用成長率は10%以下にとどまっています。

イギリスの会計事務所Grant Thorntonの創業者でありながら、べトナム政府傘下の観光諮問委員会副委員長を務めるKenneth Atkinson氏は、新型コロナウイルスの第2波発生がこれまで楽観的に予測されてきたベトナムの短期的な経済成長を妨げると経済学者らは警戒していると話しました。

一方で、Kenneth Atkinson氏は、多数の外国企業にとってベトナムは魅力的な国であり続けていると明らかにしました。

ダナン在住の外国人からは、新型コロナウイルス第1波と今回の第2波に対するベトナム政府の迅速で効果的な対応に称賛の声も出ています。

Vietnam Insiderの報道によると、ダナンに住む外国人ウェブデザイナーは、ベトナム政府は第2波の拡大を防ぐために最善を尽くしており、現在講じているあらゆる対策が非常に重要だと発表しました。