ベトナムでは労働許可書申請を行う際に提出書類に健康診断書が含まれています。しかし一言で健康診断と言っても、日本で発行されたものでもいいのか?必ずベトナムで受けないといけないのか?といった素朴な疑問がよく挙がります。本日は労働許可証取得のための健康診断に関する情報をご紹介いたします。
日本で受診する場合
健康診断書は医療機関または保健所で発行し取得することが可能です。近所の病院や診療所、内科クリニック、保健所などに問い合わせ、健康診断書を発行できるか確認しましょう。実際に日本のトラベルクリニックの健康診断で間に合わせることも可能です。トラベルクリニックは全国にありますので、自宅の近いところを選んで受診することができます。
日本で発行された健康診断書を申請する場合、ベトナム語へ翻訳・公証する必要があります。
地域や担当者によっては、健康診断書の内容について以下の2点をクリアにしておくことをお勧めします。1) HIV、HBsAg(B 型肝炎)、VDRL(梅毒)、RDTs(マラリア)の検査が要求されます。
2) 日本の健康診断結果は医師からの「健康状態が良好であり、ベトナムで就労ができる」といった医師のコメント及び、医師、病院の印鑑が必要とされていますのでご注意ください。
ベトナムで受診する場合
ベトナムで健康診断書を発行する場合、国が定めた病院で診察を行い発行します。指定されている病院は必要受診項目を把握しているので問い合わせる際に労働許可書取得の旨を伝えるだけで大丈夫なため安心です。ベトナム語の診断書を発行してくれます。診断書に医師からの「就労に問題がない健康状態である」といった内容の記載があることのみ注意しておきましょう。
≪根拠法≫ 公文書 No.143/KCB-PHCN&GD
以上、ベトナムで労働許可証取得に必要な健康診断の詳細でした。ベトナム語の公証翻訳をすれば、日本の健康診断でも可能ですが、現実問題として手間と時間が多く掛かりますので、ベトナムで受診するのが一般的ですが、日本で受診しなければいけない場合、本記事をご参考くださいませ。