ベトナムにおける外資系企業設立の手順
外資系企業を設立することにより、外国投資家は、ベトナム国内で投資・事業活動を行うための法人格を有する事業拠点を設けることができます。それでは、ベトナムで外資系企業を設立するには、どのような手続きが必要なのでしょうか。
ステップ1:投資登録証明書(IRC)の発給申請書類を準備する
投資登録証明書の発給申請書類には、基本的に以下の書類が含まれます。
- 投資プロジェクト実施申請書
- 投資家の法的資格を証明する書類
- 投資プロジェクト提案書
- 投資家の財務能力を証明する書類
- プロジェクト実施場所の使用権を証明する書類(提出が必要な場合)
- 技術審査または技術に関する意見聴取の対象となるプロジェクトの場合、技術に関する説明書
- BCC契約(事業協力契約)の形態で実施する投資プロジェクトの場合、事業協力契約書
ステップ2:投資登録証明書の発給申請書類を提出する
投資家は、以下のいずれかの方法により申請書類を提出することができます。
- 窓口で直接提出する
- 公共郵便サービスを通じて提出する
- 国家投資情報システムがオンライン申請に対応している場合、オンラインで提出する
ステップ3:投資登録証明書の発給
有効な申請書類が受理された後、投資登録機関が内容を審査し、2025年投資法に定められた手続きに従って投資登録証明書を発給します。
申請書類が要件を満たしていない場合、投資登録機関は、投資家に対して書面により修正、追加提出または説明を求めます。
ステップ4:企業登録手続きを行う
企業登録に必要な書類は会社形態によって異なりますが、基本的には以下の書類が含まれます。
- 企業登録申請書
- 会社定款
- 社員名簿または発起株主名簿
- 会社設立に参加する個人・法人の法的資格を証明する書類
- 委任状(該当する場合)
- 投資登録証明書の取得手続きが必要な場合は、投資登録証明書
申請書類は、会社の本店所在地を管轄する企業登録機関に提出します。
ステップ5:企業登録内容を公示する
ステップ6:会社印を作成・管理する
ステップ7:直接投資資本口座を開設する
ステップ8:会社設立後に必要な各種手続きを行う
会社設立手続きが完了した後、投資家は、実際に事業を開始するために、以下のような必要な手続きを行います。
- 登録した期限内に出資を行う
- 電子署名(デジタル署名)を登録する
- 電子インボイスの利用登録を行う
- 税務申告および納税を行う
- 従業員について社会保険加入手続きを行う
- 業種ごとに必要となる事業条件・許認可等を満たす(該当する場合)
以上の手続きを適切に行うことにより、外国投資家はベトナムにおける会社設立手続きを完了し、現行法令に従って投資・事業活動を開始することができます。
IMSは、長年にわたり、ベトナムへの進出を検討・実施する企業に対する法務サポートを行っております。また、ベトナムで勤務・生活する外国人のビザや一時滞在許可証(Temporary Residence Card)に関する各種手続きについてもサポートしております。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にIMSまでお問い合わせください。