8月27日に開かれた会議で、フック首相は、新型コロナウイルスなどの状況を考慮しながら、外国人投資家や専門家らに対するビザ給付を加速させるよう各省庁に要請しました。
また、会議でフック首相は、新型コロナウイルの感染拡大を抑えられている国や地域との国際線再開を提案し、経済再開に向けたあらゆる可能性を模索する必要性を訴えた。会議には各省庁の代表者などが参加していました。
さらにフック首相は、財務省に対し保健省と協力して、新型コロナウイルスの治療費用徴収に関する計画を策定するよう求めました。
外務省に対しては、海外で足止めとなっているベトナム人を引き続き救援便で帰国させ、外国人投資家や専門家らを適切かつ柔軟な方法で入国させるよう要請しました。
パンデミックの打撃により事業衰退や失業者の発生を防ぐため、社会福祉策の拡大を提案する必要もあるとフック首相は強調しました。
フック首相は、あらゆるビジネスが促進されず、失業といった雇用問題が解決されない状態が続けば、ベトナム国内の失業率は高くなり、社会的混乱を招く可能性があると懸念を示しています。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ワクチン開発に向けた国際協力を進めながら、公共の場所でのフェイスマスク着用や大人数での集会は避けるといった抜本的な対策を継続してほしいとフック首相は話しました。