ホーチミン市での隔離期間延長について

ベトナムのホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席は7月4日に開かれた政府とのオンライン会合で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者の濃厚接触者に対する自宅隔離措置について、「14+14」の形で実施すると報告しました「14+14」とは、14日間の集中隔離の後に14日間の自宅隔離を適用する措置のことで、同市では1万4392人が集中隔離施設、3万6305人が自宅・宿泊施設で隔離措置を受けているようです。

組み合わせ措置の「14+14」は、感染リスクを抑えながら集中隔離施設の圧迫を緩和することが目的のようです。

日本は、この例を見てみると、濃厚接触者の対応が曖昧な状態が続いており、先日来日した濃厚接触者であるオリンピック選手団をバスで大阪まで移動させ、逆にバスの運転手や市の職員等、濃厚接触者を増やしてしまうようなことがありましたが、なぜ空港周辺で隔離しなかったのか、厚労省と内閣府の濃厚接触者に対する考え方の違いや縦割り行政の弊害が浮き彫りになりましたが、一日も早い世界への往来を実現するにも、しっかりと水際対策を講じてほしいものです。